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↑ 2014年12月20(土)12:00〜2015年1月5日(月)21:00 ↑

水槽用クーラー導入のススメ



毎年やってくる暑い夏。年々暑くなっているようで、気温が高いときは熱中症には要注意です。
お魚は水の中で涼しそう・・・なんて思っていませんか?
水は確かに気温よりかは低いですが、お魚にとっては暑くてたまらない場合があります。

人と同じように、お魚にも生活するのに適した水温が存在します。
水温が高くなりすぎると、お魚たちにも悪い影響を与える場合があり、最悪の場合は崩壊の可能性もあります。

そこで登場するのが水槽用クーラーです。

お魚でも、特にメジャーな熱帯魚を飼育している場合は必ず使用する、加温用のヒーター。
それとは逆の働きをするもので、水を冷やしてくれます。
   「ヒーターは使ったことあるけど、クーラーってなに?」
   「冷やすんだったら氷でいけるんじゃないの?」
   「よくわかんないし・・・」
そんな方も多いはず。

最近はお値段も比較的にお手頃になってきており、多くのお客様が導入しています。
大切な愛魚を守る為にも、水槽用クーラーの導入をオススメします。


●なぜクーラーを導入するの??
クーラーを導入することには、さまざまなメリットがあります。

○水温の安定
ほとんどの機種にヒーター接続が可能で、オールシーズン使用可能です。
水温が安定しない時期、特に春〜初夏や秋口の水温は変動が激しく、クーラーにより冷却・過熱をすることで簡単に水温調整が出来ます。
たとえば設定を24℃にしておくと、冷え込む夜〜朝方は加温、気温・水温の上がる昼間は冷却と自動で水温調整を行います。
ですので、極端な水温差がなくなり、それによる病気(白点病など)の発生を抑制することが出来ます。

○生命の維持
水草や海水魚やサンゴ、レッドビーシュリンプなどは高水温に著しく弱く、夏場をクーラーなしで乗り越えることは非常に困難です。
ファンなどで気化熱を利用して水温を下げる方法もありますが、外気温・湿度の影響で水温の安定は難しく、特に魚の魚病率を上げてしまいかねません。
安全に水槽内の生命を維持していくために、クーラーの使用をオススメします。

他にも、水中の溶存酸素量を増加させたりとメリットはとても多いです。


●じゃあ、どんなクーラーを選んだらいいの?
いろいろなメーカーから、さまざまな水槽に合わせたクーラーが販売されています。

○サイズ
メーカーの定めた容量よりも、1ランク上の機種を選びましょう。
気温が上がりすぎたりして、周囲温度によっては冷やしきれない場合もあります。そのためにも余裕をもったサイズを選ぶことが大事です。
ライト(特にメタルハライドランプなど)・ポンプなど、水温を上昇させる要因が多い場合は、使用水槽の水量の倍をカバーできる機種がオススメです。

○性能
機種により、静音性や消費電力に違いがあります。
クーラー稼動音・消費電力が気になる方は省エネタイプの機種もございます。


※上記のオススメは、外気温が35℃以下で熱源が少ない場合のものです。
 ライトが多い、水中モーターが複数ある等の場合は、環境にあったクーラーをお求め下さい。


●使ったことないけど…設置とか難しいんじゃない?
基本的に、クーラーには水を回す用のポンプは付属していません。
ですので、クーラーに適したポンプ、外部フィルターを使用して水を循環させます。

○流量
基低流量や過流量で使用するとクーラー本来の性能が損なわれますので、適した流量のポンプをご使用下さい。
なお、外部フィルターや揚程力の低いポンプをご使用の際は、接続(サブフィルターの設置など)により流量低下が起こりやすくなりますのでご注意下さい。
クーラー用にポンプや外部フィルターを追加で設置するのも、ろ過能力もアップし効果的です。

■外部フィルターでの接続例 ■オーバーフローでの接続例(1) ■オーバーフローでの接続例(2)
※クリックすると画像が大きくなります。
 あくまでも設置例です。環境によっては図のように接続できない場合もあります。


●クーラーを設置するのにあたって、あったら便利なものってあるかな?
基本的にエルボユニオン等が付属していますので、それにホースをつないで接続します。
フィルター関連のパーツはこちらからご覧いただけます。

○ホース
長さが足りなかったり、径が違ったりする場合がありますので、予備のホースを準備しておくと安心です。
ホース内部に糸の入った耐圧樹脂ホースならば折れにくく硬化しにくい特徴があります。
特にオーバーフローでの接続には使用をオススメします。
○ホースバンド
クーラーとホースの接続部分の水漏れ防止に使用します。
水圧がかかったりするとホースが外れやすくなる場合もある為、極力使用しましょう。
○変換ジョイント
フィルターや配管とクーラーに接続するホースの径が違う場合に使用します。
○ダブルタップ
特に外部フィルターをポンプとして使用する際に使用します。
夏季以外はクーラーを使用しない場合や、オーバーホールなどのメンテナンスを行う場合など、取り外しが非常に楽になります。
○接続用ヒーター
クーラーがサーモスタット代わりとなり、水温を一定に保つ為に使用します。冬場は必ず設置してください。
接続にはオートヒーターやサーモスタット一体型ヒーターはご使用いただけません。
サーモスタット接続用のヒーターを使用してください。
接続用ヒーターはこちらからご覧いただけます。


●あと気をつけることはどんなこと?

○サーモスタットセンサーについて
温度を感知・コントロールするためのサーモスタットセンサーが内蔵された機種と、水槽や濾過槽に設置する機種があるので事前に確認が必要です。
○ユニオンについて
クーラーにはホースを接続する用にエルボユニオンやソケット等が付属しています。
ホースの脱着時、このエルボユニオンを折ってしまうことが非常に多いため、注意が必要です。
○クーラーの置き場所
フィルターやオーバーフローのろ過槽は、場合によっては水槽のキャビネット下等に収納することが可能です。
ですが、クーラーの場合は必ず通気性の良い場所(キャビネットの横など)に設置しましょう。
クーラーは排気熱がかなり出ますので、通気性の悪い場所に設置すると周辺温度が上がり、水温が冷えない原因となります。
○クーラーのメンテナンス
コンデンサの前の部分に、エアフィルターが付属しています。ホコリが溜まると冷却能力が落ちますので、こまめに洗浄しましょう。
また、シーズンオフ時やしばらく使用しない場合など、数年に1度はメーカーにオーバーホールを依頼し、クーラー内部を洗浄することもオススメします。


●クーラー以外で冷やす方法は?
上記クーラーとは違い、ペルチェ式の冷却器具や水槽用のファンなどがあります。

○ペルチェ式冷却器具 比較的安価で手に入れやすいものが多いですが、上記クーラーとは冷却方法が違い、細かな水温設定を行うことが出来ません。
また、冷却能力も低い為、暑さが厳しい期間はファンとの併用で目標の数値まで下げやすくなります。


○水槽用冷却ファン 気化熱を利用し、水温を下げます。ファン単体の価格が安価な為、複数台の設置も行いやすいです。
ファン用サーモ(逆サーモ)を使用することにより、水温が一定の温度以下になると自動でファンを停止させることも可能です。
ただ、気化熱を利用するので水の蒸発が早い為、水位の低下には注意が必要です。



*上記以外のファン・クーラー等冷却器具はこちらからご覧いただけます。


熱帯地方からやってくるお魚でも、日本の夏はやはり暑いのです。
ましてやサンゴ礁に住む海水魚たちは、年間を通してほぼ一定の水温のなかで生活しています。

使ってみると、かなり便利な水槽用クーラー。あれば必ず役に立つ、究極の一品です。

その他不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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